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2013年07月30日
★女弦が切れる!! part 2
ハイタイ♪ ナビィどぅ やいび〜ん
雲が多いながらも晴れてまずまずのお天気、陽射しは相変わらずの沖縄
遅くなりましたが…
★女弦が切れる!
以前にコチラでも書いていたのですが、part2としてあらためて書き直してみました。
長くなってますがまずはご一読いただけらばとおもいます
http://nabbiesanshin.ti-da.net/e846687.html
原因としてはどの弦もほぼ同じですがが、女弦は細い分、他の弦よりも切れやすいということは言えます。
弦が切れる主な原因としては
1. 調弦を高くしすぎてしまった
2.弦の摩耗
3.歌口の加工処理がうまく出来ていない
があげられます。
3.歌口の加工処理がうまく出来ていない物はお土産物やさんなどで購入されたものに多くみられます。
Facebooにも書いたことをこちらにも再度、掲載しながら説明していきましょうね。
先日
「『女弦(ミーヂル)』が切れちゃいました~」
と女性がご来店。
ミーヂルが切れちゃったってことはもしかして?
と思って聞いてみると案の定…
「涙そうそう(BEGINバージョン)」を原曲キー『E・A・E(調子笛・本数/8)』のチンダミ(調弦)で弾いたとのこと。
※Facebookでは誤って「E・A・E」と書いたつもりが「A・E・A」と書き間違えておりました。
お読みになった方を混乱させてしまい大変申し訳ありませんでした<(__)>
涙そうそう(BEGINバージョン)はキーが高いので原曲キー『E・A・E(調子笛・本数/8)』で三線を弾くと細い弦であるミーヂルはちょっと弾いただけで切れてしまうことがあります。
教則本にも、よく読むとそのように書いてあるのですが、そこまで気をつけて読む方が案外、少ないのかもしれません。
『早く弾きたい』『早く弾けるようになりたい』
という気持ちが少しでも先へ進もうとさせてしまい見落としてしまう、ということもあるのかもしれませんね。
三線は唄う人の声の高さに合わせて調弦するものなので必ずしも原曲キーにする必要はありません。
(合唱する場合には師匠などリーダーになる方の指示(高さ)に合わせることが必要になりますけれど)
涙そうそう(BEGINバージョン)を原曲キー『E・A・E(調子笛・本数/8)』で弾いていると。。。
弦が切れてばかりいる…
声が出ない…
という場合には『D・G・D(調子笛・本数/6)』『C#・F#・C#(調子笛・本数/5)』などに少しさげるとイイですよ。
それでも高くて唄いづらいという時は男性でしたら『B・E・B(調子笛・本数/3)』女性でしたら『A#・D#・A#(調子笛・本数/2)」『A・D・A』にするなど、もっと下げてみてもいいでしょう。
※女性の場合、低く調弦し1オクターブ高い声で唄うことが多いんです
BEGINの涙そうそうをどうしてもCDに合わせて原曲キーで弾きたいというは、奄美弦(大島弦)の女弦(または中弦)を使うといいですよ。
通常の三線の弦(2号弦)より切れにくくなります。
ただ、この場合、わずかではありますが音色が変わるので他の曲を弾く時にちょっと…という方もいらっしゃいます。
どちらをとるかって感じになってしまいますね。
先ほどの女性にそう説明したら『少しさげて調弦する』という方法で練習されることになりました。
※上記はFacebookページに書いたものを加筆修正してあります。
日本では音楽の時間に音階をドレミで学習しているため、わかりやすいようにということで最初の調弦(基本の調弦)をC(ド)・F(ファ)・C(ド)でというふうに説明することがあります。
これはあくまでも五線譜になれた方にわかりやすくするための説明で、三線の調弦の基本が『C・F・C』というわけでありません。
教本などにも勘所図にC(ド)・F(ファ)・C(ド)と書かれていたりしますが、それはあくまでも目安、と考えていただいた方がいいでしょう。
また、最初の調弦をC(ド)・F(ファ)・C(ド)として「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と弾いてみても五線譜でいう正確な音にはなりません。
ギターやピアノ、バイオリンなどの楽器に触れたことのある方にはちょっとずれたように聴こえるはずです。
でもそれが三線の調弦なんです。
三線と西洋楽器とは別物、というふうに考えて調弦されてくださいね。
そして、三線を弾くなら出来る限り三線用の楽譜『工工四(くんくんしー)』で覚えることをオススメしています。
それはなぜかというと。。。
・三線用の楽譜で五線譜になっているものは少ない = 工工四(三線用楽譜)になっている曲が多い
・キーを変えても工工四は同じ(押さえる場所は同じ)=五線譜だと楽譜が変わるため混乱しやすい
工工四で覚えた方が後々、多くの曲を弾くためには便利でもあるからです。
最初の方でも書きましたが、
三線は歌う人の声の高さに合わせる。
ということがあります。
それはなぜか?
三線はあくまでも伴奏楽器であり、メインは歌だからなんです。
沖縄では『歌三線』と言われており、『歌七割、三線三割』とも言われています。
※評価する時に歌を七割、三線を三割りで聴くという意味。
だから、チンダミ(調弦)する時には、歌う人の声の高さに合わせるのが一般的。(ひとりで歌う場合)
数人で歌う(合唱)場合は師匠など中心となる人の高さに合わせることが多いですね。
歴史的にみても歌がはじめにあり、楽器としての三線があとから入って来て歌に加わったから、なのでしょう。
三線は伴奏楽器、メインは歌、ということなので弾き語りが出来るよう初めから唄いながら練習しましょう♪
あとから三線の音に唄をのせようとしても…
三線を弾くと唄がとまり…
うたいはじめると三線(指)が止まる…
なんてことになってしまいがち。
それから、曲にもよりますが一般的な男性のキーでしたら調子笛・本数が「3」の高さ『B・E・B』を基本の高さにすると声が出やすいかと思います。
女性の場合はだいたい「2」『A#・D#・A#』くらいでしょうか。
私は唄う時の声が低いので基本は「1」の高さ『A・D・A』、童神を唄う時は『G#・C#・G#(12)』で、または声の高い男性のキーに合わせて唄うとちょうどいいこともあります。
キーの高さは人それぞれなので、まずは気持ちよく唄える高さ、出しやすい高さから、初めてみましょう。
では、自分の出しやすい声の高さはどうやれば??というのは、また次回に(いつになることやら…)


今回は「女弦が切れる」原因から「三線の調弦」までお話しが発展してしまいましたので、要点をまとめてみます。
《 弦が切れる原因 》
1. 調弦を高くしすぎてしまった
2.弦の摩耗
3.歌口の加工処理がうまく出来ていない
《対策》
1. 調弦を高くしすぎてしまった場合 → 次回から調弦をさげる、または奄美弦(大島弦)を使う
2.弦の摩耗 の場合→ 次回から弦の毛羽立ちが目立ってきたら早めに弦を交換する
(弦の毛羽立ちが酷い時点で音が狂いやすくなっている)
3.歌口の加工処理がうまく出来ていない 場合→ 歌口を修理、または交換する
《 三線の調弦(チンダミ) 》
・高さは唄う人の声の高さにを合わせて調弦する(=唄いやすいキーにする)
・三線と西洋の楽器の調弦は別物と考える(=五線譜の音にこだわらない)
コチラのページにチンダミ一覧表を載せています♪
チンダミする時のご参考にどうぞ

三線の無料体験が出来ます♪
通販・修理もOKです
三線専門店 ナビィ三線 沖縄県那覇市牧志3-9-11
国際通り近く旧グランドオリオン通り沿い
(現・国際通り屋台村向かい)
ゆいレール牧志駅から徒歩4分
TEL & FAX:098-861-3494

雲が多いながらも晴れてまずまずのお天気、陽射しは相変わらずの沖縄

遅くなりましたが…
★女弦が切れる!
以前にコチラでも書いていたのですが、part2としてあらためて書き直してみました。
長くなってますがまずはご一読いただけらばとおもいます

http://nabbiesanshin.ti-da.net/e846687.html
原因としてはどの弦もほぼ同じですがが、女弦は細い分、他の弦よりも切れやすいということは言えます。
弦が切れる主な原因としては
1. 調弦を高くしすぎてしまった
2.弦の摩耗
3.歌口の加工処理がうまく出来ていない
があげられます。
3.歌口の加工処理がうまく出来ていない物はお土産物やさんなどで購入されたものに多くみられます。
Facebooにも書いたことをこちらにも再度、掲載しながら説明していきましょうね。
===========《ここから、Facebookに掲載したもの》===========
先日
「『女弦(ミーヂル)』が切れちゃいました~」
と女性がご来店。
ミーヂルが切れちゃったってことはもしかして?
と思って聞いてみると案の定…
「涙そうそう(BEGINバージョン)」を原曲キー『E・A・E(調子笛・本数/8)』のチンダミ(調弦)で弾いたとのこと。
※Facebookでは誤って「E・A・E」と書いたつもりが「A・E・A」と書き間違えておりました。
お読みになった方を混乱させてしまい大変申し訳ありませんでした<(__)>
涙そうそう(BEGINバージョン)はキーが高いので原曲キー『E・A・E(調子笛・本数/8)』で三線を弾くと細い弦であるミーヂルはちょっと弾いただけで切れてしまうことがあります。
教則本にも、よく読むとそのように書いてあるのですが、そこまで気をつけて読む方が案外、少ないのかもしれません。
『早く弾きたい』『早く弾けるようになりたい』
という気持ちが少しでも先へ進もうとさせてしまい見落としてしまう、ということもあるのかもしれませんね。
三線は唄う人の声の高さに合わせて調弦するものなので必ずしも原曲キーにする必要はありません。
(合唱する場合には師匠などリーダーになる方の指示(高さ)に合わせることが必要になりますけれど)
涙そうそう(BEGINバージョン)を原曲キー『E・A・E(調子笛・本数/8)』で弾いていると。。。
弦が切れてばかりいる…
声が出ない…
という場合には『D・G・D(調子笛・本数/6)』『C#・F#・C#(調子笛・本数/5)』などに少しさげるとイイですよ。
それでも高くて唄いづらいという時は男性でしたら『B・E・B(調子笛・本数/3)』女性でしたら『A#・D#・A#(調子笛・本数/2)」『A・D・A』にするなど、もっと下げてみてもいいでしょう。
※女性の場合、低く調弦し1オクターブ高い声で唄うことが多いんです
BEGINの涙そうそうをどうしてもCDに合わせて原曲キーで弾きたいというは、奄美弦(大島弦)の女弦(または中弦)を使うといいですよ。
通常の三線の弦(2号弦)より切れにくくなります。
ただ、この場合、わずかではありますが音色が変わるので他の曲を弾く時にちょっと…という方もいらっしゃいます。
どちらをとるかって感じになってしまいますね。
先ほどの女性にそう説明したら『少しさげて調弦する』という方法で練習されることになりました。
※上記はFacebookページに書いたものを加筆修正してあります。
===========《ここまで》===========
日本では音楽の時間に音階をドレミで学習しているため、わかりやすいようにということで最初の調弦(基本の調弦)をC(ド)・F(ファ)・C(ド)でというふうに説明することがあります。
これはあくまでも五線譜になれた方にわかりやすくするための説明で、三線の調弦の基本が『C・F・C』というわけでありません。
教本などにも勘所図にC(ド)・F(ファ)・C(ド)と書かれていたりしますが、それはあくまでも目安、と考えていただいた方がいいでしょう。
また、最初の調弦をC(ド)・F(ファ)・C(ド)として「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」と弾いてみても五線譜でいう正確な音にはなりません。
ギターやピアノ、バイオリンなどの楽器に触れたことのある方にはちょっとずれたように聴こえるはずです。
でもそれが三線の調弦なんです。
三線と西洋楽器とは別物、というふうに考えて調弦されてくださいね。
そして、三線を弾くなら出来る限り三線用の楽譜『工工四(くんくんしー)』で覚えることをオススメしています。
それはなぜかというと。。。
・三線用の楽譜で五線譜になっているものは少ない = 工工四(三線用楽譜)になっている曲が多い
・キーを変えても工工四は同じ(押さえる場所は同じ)=五線譜だと楽譜が変わるため混乱しやすい
工工四で覚えた方が後々、多くの曲を弾くためには便利でもあるからです。
最初の方でも書きましたが、
三線は歌う人の声の高さに合わせる。
ということがあります。
それはなぜか?
三線はあくまでも伴奏楽器であり、メインは歌だからなんです。
沖縄では『歌三線』と言われており、『歌七割、三線三割』とも言われています。
※評価する時に歌を七割、三線を三割りで聴くという意味。
だから、チンダミ(調弦)する時には、歌う人の声の高さに合わせるのが一般的。(ひとりで歌う場合)
数人で歌う(合唱)場合は師匠など中心となる人の高さに合わせることが多いですね。
歴史的にみても歌がはじめにあり、楽器としての三線があとから入って来て歌に加わったから、なのでしょう。
三線は伴奏楽器、メインは歌、ということなので弾き語りが出来るよう初めから唄いながら練習しましょう♪
あとから三線の音に唄をのせようとしても…
三線を弾くと唄がとまり…
うたいはじめると三線(指)が止まる…
なんてことになってしまいがち。
それから、曲にもよりますが一般的な男性のキーでしたら調子笛・本数が「3」の高さ『B・E・B』を基本の高さにすると声が出やすいかと思います。
女性の場合はだいたい「2」『A#・D#・A#』くらいでしょうか。
私は唄う時の声が低いので基本は「1」の高さ『A・D・A』、童神を唄う時は『G#・C#・G#(12)』で、または声の高い男性のキーに合わせて唄うとちょうどいいこともあります。
キーの高さは人それぞれなので、まずは気持ちよく唄える高さ、出しやすい高さから、初めてみましょう。
では、自分の出しやすい声の高さはどうやれば??というのは、また次回に(いつになることやら…)


2013/12/22
今回は「女弦が切れる」原因から「三線の調弦」までお話しが発展してしまいましたので、要点をまとめてみます。
《 弦が切れる原因 》
1. 調弦を高くしすぎてしまった
2.弦の摩耗
3.歌口の加工処理がうまく出来ていない
《対策》
1. 調弦を高くしすぎてしまった場合 → 次回から調弦をさげる、または奄美弦(大島弦)を使う
2.弦の摩耗 の場合→ 次回から弦の毛羽立ちが目立ってきたら早めに弦を交換する
(弦の毛羽立ちが酷い時点で音が狂いやすくなっている)
3.歌口の加工処理がうまく出来ていない 場合→ 歌口を修理、または交換する
《 三線の調弦(チンダミ) 》
・高さは唄う人の声の高さにを合わせて調弦する(=唄いやすいキーにする)
・三線と西洋の楽器の調弦は別物と考える(=五線譜の音にこだわらない)
コチラのページにチンダミ一覧表を載せています♪
チンダミする時のご参考にどうぞ


三線の無料体験が出来ます♪
通販・修理もOKです

三線専門店 ナビィ三線 沖縄県那覇市牧志3-9-11
国際通り近く旧グランドオリオン通り沿い
(現・国際通り屋台村向かい)
ゆいレール牧志駅から徒歩4分
TEL & FAX:098-861-3494

Posted by ☆ nabbie at 09:46│Comments(0)
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