毎週火曜、水曜、木曜日が定休となっております
◇ 三線のウマの向き
◇ 三線のウマの立て方・倒し方
◇ 三線のウマを立てる位置
◇ 三線のウマを立てる位置と勘所
◇ 三線のカラクイの削り方 ◇ 蛇皮のお手入れはどうしたら? ◇ 三線で困った時に。。。 ♪ てぃんさぐぬ花/初音ミク.Ver
2007年12月20日
♪ 蛇皮のお手入れはどうしたら?
蛇皮のウロコがめくれてきた・・・
ささくれのようになってきた・・・
どうしたらいいのでしょう?
というお問い合わせを時々頂きます
沖縄であればある程度の湿度があるので
お手入れなんて殆どいりません
三線の蛇皮の一番のお手入れは毎日弾くこと!
これに限るわけですが。。。
沖縄では『ティーアンダー(手の油)が一番』とよく言われます
※以前にも書いたと思いますが、直訳すると「ティーアンダー = 手の油」
となるんですが、実際は「かわいがる」という意味で用います
なので、三線をすぐ手にすることが出来るよう近くに置き
「三線をよく弾いてあげる」「皮を撫でてあげる」ということにするとよいでしょう
また練習が終わったら、乾いた柔らかな布で棹をふいてあげるなど。。。
(ケースにしまいっぱなしにしないでくださいね)
沖縄ではこれで十分ですし
三線は基本的に余計な手を加えないのがよいと思います
ですが、本土の冬場の乾燥は地域にもより強烈だったりしますね
こういうときはどうするか。。。
三線を置いている部屋に加湿器を置くなどして
湿度に気をつけることが一番ですが
それ以外にはどうしたらよいかとなりますね
先ほど書いたように蛇皮のウロコ部分にそって上から下(棹側から糸掛けへ向けて)へ
優しく撫で付けてあげてください
ウロコが立ち始めた来たばかりならば毎日の練習後に
しばらく「撫で付ける」ということを続けていればおさまってくるはず
それ以上になってしまっている場合にはどうしたらよいでしょうか
ハブの油などを塗りつけるという方もおられますが
これはナビィ三線ではオススメしていません
ハブ油を塗る量や頻度を間違えると、蛇皮が緩んで来てしまい
皮を押すとベコベコ、本来の響きのよい音はどこへやら、『ボ~ン、ボ~ン』という
頼りない音になってしまうことがあります
実際に当店に持ち込まれた三線(他店にて購入されたもの)で
そういうものがありました
お客様にお伺いしたところ、けっこう頻繁にハブ油を塗っていたとのこと。。。
ハブ油を塗ると蛇皮の艶がよくなることは確かです
なので、バッグやお財布などに塗るのはよいでしょうね
三線は楽器なので音が命ですからハブ油を塗って
音が響かなくなるようでは元も子もありません
塗るとしてもせいぜい2~3ヶ月に1回くらい
それも『ほんの少量を精一杯伸ばすようにして塗る』
という程度にされたほうがよいと思います
(何度も言いますがハブ油を使用されることはおすすめしません)
もし「乾燥が気になって仕方ない、ハブ油も手に入らない」というのであれば
少量のハンドクリームを薄ーーーく伸ばして塗った手のひらで
三線を撫でてあげるとよいでしょう
(ハブ油を使用するときの量もこの程度のものを目安にしたほうがいいでしょうね)
「ハンドクリームで」といのもおすすめしているわけではありません
出来る限り、湿度や温度、環境に気をつけてください
蛇皮にとって最も気をつけなければいけないこと。。。
『直射日光』 エアコンや扇風機などの『直風』 『極端な湿気や乾燥』は厳禁です
ただし、蛇皮が強化張りならあまり気を遣う必要はありません
厳禁と書いたことに気をつけていればほぼ何年も皮が破れることはありませんし
皮を撫で付けていれば、ささくれのようになってくることもほぼ心配ありません
強化張りの三線が出始めたころのことですが
私も強化張りの三線を自宅に置いていました
エアコンの直風があたるところに・・・
それでも2年間蛇皮が破れることはありませんでした
そんな蛇皮にとって良くない環境にあっても2年間は
破れることもなく保っていられたわけです
なので蛇皮にとって最適な環境であれば強化張りならば
半永久的に持つと考えても良いでしょう
一枚張りでもかなり長い間破れることもなく過ごせるはずです
(一枚張りの三線はいずれ破れますが、20年くらい張り替えることもなく
持っているものもあります)
本皮一枚張りの場合、こんな感じで破れます(裂けるといったほうがいいかな)
こうなると皮の張替えが必要です
三線の無料体験が出来ます♪
通販・修理もOKです
三線専門店 ナビィ三線 沖縄県那覇市牧志3-9-11
国際通り近く旧グランドオリオン通り沿い
(現・国際通り屋台村向かい)
ゆいレール牧志駅から徒歩4分
TEL & FAX:098-861-3494

ささくれのようになってきた・・・
どうしたらいいのでしょう?
というお問い合わせを時々頂きます

沖縄であればある程度の湿度があるので
お手入れなんて殆どいりません

三線の蛇皮の一番のお手入れは毎日弾くこと!
これに限るわけですが。。。
沖縄では『ティーアンダー(手の油)が一番』とよく言われます

※以前にも書いたと思いますが、直訳すると「ティーアンダー = 手の油」
となるんですが、実際は「かわいがる」という意味で用います
なので、三線をすぐ手にすることが出来るよう近くに置き
「三線をよく弾いてあげる」「皮を撫でてあげる」ということにするとよいでしょう
また練習が終わったら、乾いた柔らかな布で棹をふいてあげるなど。。。
(ケースにしまいっぱなしにしないでくださいね)
沖縄ではこれで十分ですし
三線は基本的に余計な手を加えないのがよいと思います

ですが、本土の冬場の乾燥は地域にもより強烈だったりしますね
こういうときはどうするか。。。
三線を置いている部屋に加湿器を置くなどして
湿度に気をつけることが一番ですが
それ以外にはどうしたらよいかとなりますね
先ほど書いたように蛇皮のウロコ部分にそって上から下(棹側から糸掛けへ向けて)へ
優しく撫で付けてあげてください
ウロコが立ち始めた来たばかりならば毎日の練習後に
しばらく「撫で付ける」ということを続けていればおさまってくるはず
それ以上になってしまっている場合にはどうしたらよいでしょうか

ハブの油などを塗りつけるという方もおられますが
これはナビィ三線ではオススメしていません

ハブ油を塗る量や頻度を間違えると、蛇皮が緩んで来てしまい
皮を押すとベコベコ、本来の響きのよい音はどこへやら、『ボ~ン、ボ~ン』という
頼りない音になってしまうことがあります

実際に当店に持ち込まれた三線(他店にて購入されたもの)で
そういうものがありました
お客様にお伺いしたところ、けっこう頻繁にハブ油を塗っていたとのこと。。。
ハブ油を塗ると蛇皮の艶がよくなることは確かです
なので、バッグやお財布などに塗るのはよいでしょうね

三線は楽器なので音が命ですからハブ油を塗って
音が響かなくなるようでは元も子もありません
塗るとしてもせいぜい2~3ヶ月に1回くらい
それも『ほんの少量を精一杯伸ばすようにして塗る』
という程度にされたほうがよいと思います
(何度も言いますがハブ油を使用されることはおすすめしません)
もし「乾燥が気になって仕方ない、ハブ油も手に入らない」というのであれば
少量のハンドクリームを薄ーーーく伸ばして塗った手のひらで
三線を撫でてあげるとよいでしょう
(ハブ油を使用するときの量もこの程度のものを目安にしたほうがいいでしょうね)
「ハンドクリームで」といのもおすすめしているわけではありません
出来る限り、湿度や温度、環境に気をつけてください
蛇皮にとって最も気をつけなければいけないこと。。。
『直射日光』 エアコンや扇風機などの『直風』 『極端な湿気や乾燥』は厳禁です

ただし、蛇皮が強化張りならあまり気を遣う必要はありません
厳禁と書いたことに気をつけていればほぼ何年も皮が破れることはありませんし
皮を撫で付けていれば、ささくれのようになってくることもほぼ心配ありません
強化張りの三線が出始めたころのことですが
私も強化張りの三線を自宅に置いていました
エアコンの直風があたるところに・・・
それでも2年間蛇皮が破れることはありませんでした
そんな蛇皮にとって良くない環境にあっても2年間は
破れることもなく保っていられたわけです
なので蛇皮にとって最適な環境であれば強化張りならば
半永久的に持つと考えても良いでしょう
一枚張りでもかなり長い間破れることもなく過ごせるはずです
(一枚張りの三線はいずれ破れますが、20年くらい張り替えることもなく
持っているものもあります)
本皮一枚張りの場合、こんな感じで破れます(裂けるといったほうがいいかな)


こうなると皮の張替えが必要です

三線の無料体験が出来ます♪
通販・修理もOKです

三線専門店 ナビィ三線 沖縄県那覇市牧志3-9-11
国際通り近く旧グランドオリオン通り沿い
(現・国際通り屋台村向かい)
ゆいレール牧志駅から徒歩4分
TEL & FAX:098-861-3494

Posted by ☆ nabbie at 22:30│Comments(6)
│♪ 三線 Q&A ♪
この記事へのコメント
どうもありがとうございました!
本土は最近寒さが増してきました。
ファンヒ-タ-を毎日つけていますので、部屋が乾燥して
ウロコがういてきて、気になっていました。
先日教えて頂いた通りに、弾いたあとになでています!
先日、教室の先生に聞いたら、”ウロコ取れても気にしないで
いいよ~”なんて言われました。
ですので、先生や他の方の三線見たら、ウロコがハゲていてましたが
そこまでになったら、別に気にしないでもいいのでしょうか?
本土は最近寒さが増してきました。
ファンヒ-タ-を毎日つけていますので、部屋が乾燥して
ウロコがういてきて、気になっていました。
先日教えて頂いた通りに、弾いたあとになでています!
先日、教室の先生に聞いたら、”ウロコ取れても気にしないで
いいよ~”なんて言われました。
ですので、先生や他の方の三線見たら、ウロコがハゲていてましたが
そこまでになったら、別に気にしないでもいいのでしょうか?
Posted by みえば~ at 2007年12月21日 20:11
”ウロコ取れても気にしないでいいよ~”
そうそう、沖縄ではきっとみんなそういうはず!
『ウロコが剥げていた』というのは
ウロコの薄い皮(?)のことだと思いますが
それは全く気にしないでいいですよー
『そんなん(薄皮)が剥げてきたら気持ち悪い』
っていう方が多いので
なるべく剥がしてからお送りしてるくらいなんですよ
三線をずっと弾かれている方々はそういうのは当たり前
気にしなくていいとわかっているのでほっときます
でも、まぁ撫でてあげるというのは、大事にする気持ちが
増してくるという意味でもいいと思いますよ~
物も大切にされればその気持ちにきっと応えてくれます♪
そうそう、沖縄ではきっとみんなそういうはず!
『ウロコが剥げていた』というのは
ウロコの薄い皮(?)のことだと思いますが
それは全く気にしないでいいですよー
『そんなん(薄皮)が剥げてきたら気持ち悪い』
っていう方が多いので
なるべく剥がしてからお送りしてるくらいなんですよ
三線をずっと弾かれている方々はそういうのは当たり前
気にしなくていいとわかっているのでほっときます
でも、まぁ撫でてあげるというのは、大事にする気持ちが
増してくるという意味でもいいと思いますよ~
物も大切にされればその気持ちにきっと応えてくれます♪
Posted by nabbie
at 2007年12月22日 16:28

三線と関係ない話で恐縮ですが、私は自分の携帯に東急ハンズで
購入したヘビ革(安価な水蛇ですが)を貼り付けてます。
貼って1週間ほどはウロコのケバ立ちとか、透明の薄皮がとれたりして、これは直ぐに駄目になるかもと思っておりましたが、使用するにつれ、
手の油がつきなじんできたのか、今では指の腹をウロコに逆立てて
滑らせてもケバ立ちせず、ツルツルです。
手の油が一番の手入れというのは本当のように思います。
私が一点気をつけているのはウロコに逆立って爪を当てたりする、ようするに
自分ではがそうとする事をしないようにしているだけです。
パイソンのようにウロコがはじめから浮いているようなものは注意が必要かも
しれませんね。
自然の手触りって素晴らしいです。是非三線お大事になさってください。
購入したヘビ革(安価な水蛇ですが)を貼り付けてます。
貼って1週間ほどはウロコのケバ立ちとか、透明の薄皮がとれたりして、これは直ぐに駄目になるかもと思っておりましたが、使用するにつれ、
手の油がつきなじんできたのか、今では指の腹をウロコに逆立てて
滑らせてもケバ立ちせず、ツルツルです。
手の油が一番の手入れというのは本当のように思います。
私が一点気をつけているのはウロコに逆立って爪を当てたりする、ようするに
自分ではがそうとする事をしないようにしているだけです。
パイソンのようにウロコがはじめから浮いているようなものは注意が必要かも
しれませんね。
自然の手触りって素晴らしいです。是非三線お大事になさってください。
Posted by ありあり at 2008年01月29日 20:22
ありありさん、コメントありがとうございます♪
携帯電話に貼れる蛇皮っていうのも
販売されているんですね
お話を読んでいるとそういう物で
ティーアンダーが実証された感じ。。。
大切にされるほど物も応えてくれるように思います
ありありさんもいっそう大切にされてくださいね♪
携帯電話に貼れる蛇皮っていうのも
販売されているんですね
お話を読んでいるとそういう物で
ティーアンダーが実証された感じ。。。
大切にされるほど物も応えてくれるように思います
ありありさんもいっそう大切にされてくださいね♪
Posted by nabbie
at 2008年01月31日 13:27

古いエントリーに、こっそりとコメント失礼します。はじめまして、宮城県多賀城市で二胡教室をやっている鏡深といいます。二胡の蛇皮が白くカサカサして、と生徒さんから相談をされ、沖縄三線のハブ油なんかどうかな?と思って調べていて、たどりつきました。自分の二胡は、そんな深刻に思った事がないのです。
二胡では皮を柔らかくするために鶏の脂肪を使ったりしますが、鏡深は人為的に音色を変えるのが嫌いなんですよね。がんばって使ってあげれば自然と音色は柔らかくなるので。(使い込んだ古い中国三弦の蛇皮を二胡に転用するという話も聞いた事がありますが)
ですからメンテナンスとはいえハブ油についても懐疑的でした。で、こちらのページの『ティーアンダーが一番』を拝見して納得がいきました。毎日かわいがって練習していれば、全く問題にならないのですね。結局これが一番です。いや、勉強になりました!
二胡では皮を柔らかくするために鶏の脂肪を使ったりしますが、鏡深は人為的に音色を変えるのが嫌いなんですよね。がんばって使ってあげれば自然と音色は柔らかくなるので。(使い込んだ古い中国三弦の蛇皮を二胡に転用するという話も聞いた事がありますが)
ですからメンテナンスとはいえハブ油についても懐疑的でした。で、こちらのページの『ティーアンダーが一番』を拝見して納得がいきました。毎日かわいがって練習していれば、全く問題にならないのですね。結局これが一番です。いや、勉強になりました!
Posted by 鏡深 at 2010年01月21日 22:59
鏡深さん、コメントありがとうございます!
そうそう、なんといってもティーアンダーがに一番です!!
人工皮でさえも、毎日何年も弾いていると音が
柔らかくなってくるんですよ。
なので、蛇皮ならなおさらですね。
蛇皮は、毎日弾くことで皮に振動を与えるからよい、
人間の体温や湿度を適度に与えることになってよい、
というふうにも言われます。
撫でてあげていると愛着も湧きますしね。
楽器に限らず、何でも、可愛がる(大切にする)のが一番なのでしょうね。
ウチのお店ではかもさんが二胡を弾くのですが、
三線と二胡の音って合うんですよね~
二胡の音を歌代わりにするとバッチリ!!です
そうそう、なんといってもティーアンダーがに一番です!!
人工皮でさえも、毎日何年も弾いていると音が
柔らかくなってくるんですよ。
なので、蛇皮ならなおさらですね。
蛇皮は、毎日弾くことで皮に振動を与えるからよい、
人間の体温や湿度を適度に与えることになってよい、
というふうにも言われます。
撫でてあげていると愛着も湧きますしね。
楽器に限らず、何でも、可愛がる(大切にする)のが一番なのでしょうね。
ウチのお店ではかもさんが二胡を弾くのですが、
三線と二胡の音って合うんですよね~
二胡の音を歌代わりにするとバッチリ!!です
Posted by ☆ nabbie
at 2010年01月23日 21:09
