三線やｰ ﾅﾋﾞｨ三線のうちなｰたいむ

今回は 『三線のウマを立てる位置』について書いてみましょうね～

三線のウマを立てる位置に比例して、勘所（絃を押さえるところ）の距離も少しずつ（場合によっては大きく）変化します

ウマの位置が糸掛けに近いと勘所のそれぞれの間隔が広くなり
逆にウマの位置が棹（野坂）に近いと勘所のそれぞれの間隔は狭くなります

それは、なぜか？

歌口からウマまでの距離が変わるから なんです


チャイルド三線と通常の三線の勘所を比較してみました
チャイルド三線は通常の三線よりも棹が短い分、歌口までの距離も短くなっているので勘所も狭くなっています
（左：チャイルド三線、右：通常の三線）


ウマを立てるときは毎回同じ位置に立てるようにしましょう
ウマを立てる位置が一定しないと勘所が毎回少しずつズレてしまう
という事になってしまいますから

ということでナビィ三線では、歌口からウマまでの距離を60.6ｃｍ
と決めて調弦し、勘所のポイントシールを貼ってお送りしています

　　※ 60.6ｃｍ ＝ 1尺 2尺 スイマセン、入力ミスです！







ウマを立てる位置は、よく糸掛けから指で３～４本くらいの位置と言われます

どちらで合わせられているかわからない場合には、『指3本の位置にウマを立てたとき』
『指４本でウマを立てたとき』どちらで合わせたほうが勘所の位置が合っているように感じるか（近いか）
試してみて、合っているほうのウマの位置を覚えているとよいでしょう
（『シールを貼る』『皮の柄を覚えておく』などしてもよいですね）


中級クラスくらいになれば、自分のウマを立てる位置は大体決まっているでしょうし
勘所もシールがなくても音で聞き分けて弾けるようになっていると思います
ウマを立てる位置を少しずらしても微妙に勘所を調整出来るようになっているでしょう

もう、そのクラスになれば、調弦もほぼチューナーや調子笛なしで出来るのではないでしょうか

三線初心者や初級クラスの方もそうなれるよう、少しずつ本調子の調弦を覚えていってくださいね